便秘に効く健康茶

便秘を解消するために市販の薬を使っている人は少なくありません。

ドラッグストアなどに行くと簡単に購入出来ますし、即効性の高さもあるでしょう。

しかし薬を常用すると腸に耐性がつくため今までの量では効かなくなってくる場合が多く摂取量がどんどんと増え、気がつくと1日に何十錠も飲まなければならなくなりします。

また、薬の多くは下剤、つまり腸を冷やすことで下痢を起こして便を排出するという原理になっているため、飲み続けることは腸を日常的に冷やして蠕動運動を低下させ、免疫力も弱めてしまうのでけして身体の為に良い便秘の解消法とはいえません。

便秘を引き起こす原因は人それぞれですが、子供の頃から便秘体質だった人は生まれてから1年くらいで決まる、腸内に定住するビフィズス菌をはじめとした善玉菌の数が普通の人よりかなり少ないことによるということがわかってきています。

そうではない人であっても、冷えというものが腸の働きを悪くするので身体が冷えると便秘になりやすくなります。冷えというのは単に気温的なものだけではありません。精神的なストレスも身体を強く冷やしますので、ストレスがかかりやすい人は胃腸を常に冷やしている為、腸の働きを著しく悪くしてしまいます。しかも生活習慣が不規則になって体内時計が狂ったりしている場合は自律神経の働きが乱れ、腸の活動を余計におかしくしてしまいます。

これを解消するためには、出来るだけ規則正しい生活を送ることと、何よりもまずお腹を温める必要があります。その上でしっかりと良い便を出すための、食物繊維、オリゴ糖、乳酸菌など善玉菌を増やす成分を十分に摂取することが身体にとっても一番得策といえます。

身体を温めるために手軽に摂取することの出来る健康茶を飲むことは大変有効な方法の1つで、誰でも今すぐに始められる対策となります。

それに加えて高い効果があると言われている健康茶は、同時にダイエット効果が高いものも多くどちらか一方だけという物はないのですが、両者には相関関係があるとも言えるので、健康茶を飲むことはそういう意味でもいろいろな面に良い効果をもたらしてもくれるのです。

この類のお茶はたびたびブームにもなることが多く、記憶に新しい所では「しょうが紅茶」更にその後に「ごぼう茶」と続いて最近は「玉ねぎの皮茶」あたりがきています。

ただし、気を付けなければいけないのは、お茶であっても下剤効果のある成分が入っているものです。このタイプは飲み続けると多くの市販薬と同じように腸をかえって悪くしてしまうので一時的なら良いですがけして常飲すべきではありません。

このタイプで有名なものでは「センナ茶」というのがあります。下剤なので効果も高いですがお茶だからと思って常飲していると、大腸黒皮症(メラノーシス)といって、腸内を真っ黒にしてその結果腸の病気を誘発しやすくなります(これは市販の薬でも同じです)し、市販薬の常用と同じように腸の働きそのものをどんどん弱めていってしまい、自分で排出する力を衰えさせてしまうばかりです。

センナ以外でも大腸刺激性下剤 (アントランキニン系)を成分に含むものとして他にアロエ、ダイオウなどもあり、ブレンドされたタイプの中にこういったものが配合されている場合は気をつけなければなりません。

ですから一口に便秘に効くお茶といってもどんな成分のものが入っているのかは注意深く見る必要があります。

慢性化している状態を解消する為によいのは、腸に良いと言われる食品をお茶にしているタイプのものです。

先ほどのブームになっているお茶として挙げたものなどもそうですし、「ドクダミ茶」「ゴーヤ茶」「明日葉茶」「黒豆茶」なども安心して飲める健康茶です。いずれもノンカフェインですので妊婦や乳幼児、また胃弱の人などでも大丈夫です。

ゴボウ茶などは、水溶性食物繊維、不活性食物繊維も豊富に含まれているため腸そのものにも大変良いと言われています。

食品として調理して食べると、煮物などは一番良いエキスが汁に流れてしまい実際に体内に摂取する割合は少なくなったりしますが、お茶にした場合これを全部取り込むことが出来るため、お茶で摂ることの方が効率的でもあったりします。

ただ、これらに即効性を期待することは出来ませんので、長い目で見る必要があります。食後に飲むお茶代わりに身体に良いお茶を飲むくらいの軽い気持ちで、同じような成分のものは自分の好みの味のものを選んで美味しく長く飲むようにすると、身体は少しずつ変化していきます。またそれに伴って身体の他の部分の不調などもゆるやかに改善していく場合が多いのです。

何か1つだけやっていればそれで解消出来るというほど簡単なものではありませんが、健康茶を飲むことは大きな手助けとなってくれることは大いに期待できるところです。

ごぼう茶

水溶性食物繊維である「イヌリン」が便秘改善の他に、糖尿病改善、肥満改善などに効果的です。善玉菌を増やして腸内環境を整えるので、大腸内の老廃物を排泄させ、大腸ガン予防に効果があるとも言われています。

欧米ではごぼうはニキビの薬として使われています。味にクセや苦味はありません。香ばしい風味で非常に飲みやすいです。ノンカフェインで自宅でも手作り出来るので、妊婦さんや子供も安心して飲むことが出来るでしょう。

ただし水溶性食物繊維の過剰摂取は、水分過多で下痢になることがあります。下痢を引き起こすと、ビタミン・ミネラルを排出してしまう恐れがあるので、十分に注意しましょう。キク科のアレルギーを持つ方にもおすすめ出来ません。

生姜紅茶

生姜には元々身体を温めて、代謝を上げる効果があります。

強い利尿作用もあるので、水太りの改善にも効果があると言われています。ドラックストアなどでも市販の生姜紅茶が売っていますが、普段飲んでいる紅茶に生姜を入れるだけでいいので、とてもお手軽に飲むことが出来ます。生姜の辛味成分「ジンゲロン」によって、整腸効果があります。

他にはむくみ、風邪を引きやすい、うつ病などにも効果があると言われています。

こちらはカフェインを含むので、比較的体温の低い午前中に飲み、寝る前には飲用を控えた方がいいでしょう。1日2杯から6杯を目安に飲むと良いでしょう。

シモン茶

原料であるシモン芋は、南米ブラジル原産の植物で別名「白さつまいも」と呼ばれています。

このシモン芋の葉・茎を使っているのがシモン茶です。サツマイモよりも圧倒的で、きな粉の3倍以上の食物繊維を含むと言われています。

便秘改善の他にも、糖尿病予防、動脈硬化予防、骨粗鬆症予防、脳血管障害予防、ダイエット中の方におすすめです。ノンカフェインなので、妊婦さん、お子様も安心して飲んで頂けます。

味はほんのり甘いですが、あっさりとしています。

どくだみ茶

どくだみの根を乾燥させたものには「十薬」と言う生薬名が付いています。名前の由来は「10種類の効能がある」ことから来ていて、昔から優れた薬草として知られています。

便秘改善の他には利尿、皮膚病の改善、動脈硬化の予防、高血圧の予防、糖尿病予防、蓄膿症予防、冷え性予防、むくみ解消、アトピー性皮膚炎、花粉症などに効果を発揮すると言われています。

腎臓機能に障害がある方は、一度体内に取り込まれたカリウムは尿として排出されませんので、飲用には十分注意しましょう。多少苦味があるので、苦手な方もいるでしょう。

ハブ茶

エビスグサという植物の種子が原料になっています。

便秘を緩やかに改善してくれる他には、高血圧の予防、利尿効果、二日酔い予防、滋養強壮、口内炎解消、育毛効果、胃弱に効果があるとされています。中国名は「決明子(ケツメイシ)」です。

眼精疲労や目の充血解消をすることから、長時間パソコン仕事をする方などに、好まれて飲まれる健康茶です。中国では目の民間薬として古くから伝わっています。味はあっさりとしていて、とても香ばしいです。

玄米茶

玄米から作られていて、私たち日本人にはとても馴染み深く、お食事にも合うお茶です。

便秘改善の他には、肥満予防、糖尿予防、動脈硬化の予防、美白作用、抗酸化作用、風邪予防、血行促進、新陳代謝を上げるため、デトックス効果も期待出来ます。

ノンカフェインではありませんが、緑茶よりもカフェイン含有量が少ないため、比較的お子様からお年寄りまで、安心して飲んで頂けます。緑茶に比べ含有成分の濃度が薄くなるため、うま味が少ないというデメリットもありますが、その代わりに渋みは出にくいです。

ルイボスティー

ルイボスティーに含まれる「SOD(スーパーオキシドジムスターゼ)」という抗酸化成分が、肌の老化を緩め、アンチエイジングの効果があります。

体の免疫力を高めて、細胞の新陳代謝も促進してくれます。むくみ、冷え性予防、アトピー性皮膚炎も緩和させると言われてます。冷え性を予防することで、生理痛にも効果があるようです。

また、抗酸化成分によって、腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を改善する働きがあります。ルイボスティーに、多く含まれているマグネシウムが便を柔らかくし、お通じをよくしてくれます。

亜鉛やミネラル、ポリフェノールなどの成分は、卵子の質を上げる効果を持っているので、妊娠しやすい身体に近づくとも言われています。

ノンカフェインのため、妊婦さん、お子様でも安心して飲むことができます。

ローズヒップティー

ローズヒップとは、バラ科バラ属の植物です。

数ある植物の中で、最もビタミンCを含んでいます。その量はレモンの20倍もあると言われています。

主な効能は美肌効果、たるみの解消、脂肪の減少などです。食物繊維も豊富なので、便通を整えるのに効果的な栄養素です。

ただしローズヒップはお茶に出て来る栄養素はごく僅かなので、それ程効果はなく、実まで食べると良いとされています。

お茶の効果をより高めるためには、常温やホットで飲むのがおすすめです。腸の活動を活発にしてくれます。"

この記事を読んだ人は、こんな記事も読んでいます。